20世紀西洋人名事典 「ジェームズティプトリー」の解説
ジェームズ(Jr.) ティプトリー
James(Jr.) Tiptree
1916 - 1987
米国の作家。
別名アリス・ヘイスティングス・シェルドン。
’70年代に突然印象的に出現した。男性の名だが、実は女流作家アリス・ヘイスティングス・シェルドンのペンネーム。’77年にヒューゴー賞やネビュラ賞を受賞するまで正体を明かさなかった。人間を主題とし叙情的に取り扱っており、それは最も重要で素晴らしい数々の物語を生みだした。作品にはネビュラ賞受賞の「愛はさだめ、さだめは死」(’73年)、ヒューゴー賞受賞の「接続された女」(’73年)、ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の「ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?」(’76年)、処女長編「世界の壁を上って」(’78年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報