ジトーミル州(読み)ジトーミル(その他表記)Zhitomir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジトーミル州」の意味・わかりやすい解説

ジトーミル〔州〕
ジトーミル
Zhitomir

ウクライナ北西部の州。州都ジトーミル。ドネプル川右岸流域にあり,南部,南西部はプリドネプル丘陵で,北部と東部はポレシエと呼ばれる沼沢地帯に入る。森林地帯に属し,森林面積は全面積の3分の1近くを占める。住民の半数が農村に居住していて,農業の占める比重が大きい。北部はアマ,ジャガイモの栽培と畜産が中心であるが,南部は穀物 (コムギ,トウモロコシ) ,テンサイの栽培と畜産がおもで,特に養豚が盛んである。そのほか,ウサギや家禽類の飼養,養蜂も行われる。工業部門ではジトーミル,コロステンノボグラードボルインスキーなどの都市に,食品 (砂糖,食肉乳製品,製粉) ,繊維,縫製,皮革,機械 (農業,道路建設,化学) ,木材加工,製陶,ガラスなどの工業がある。ジトーミルを中心に,鉄道,ハイウェーが放射状に延びている。面積2万 9900km2。人口 151万 700 (1991推計) 。

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