デジタル大辞泉
「ジトーミル」の意味・読み・例文・類語
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ジトーミル
じとーみる
Житомир/Zhytomyr
ウクライナ西部の都市。ドニプロ(ドニエプル)川の右(西)岸支流であるテテレフ川に面し、キーウ、ビンニツァなど5方向から鉄道が集中する。人口28万4000(2001)、26万5679(2018推計)。森林帯の南端にあり、緩い丘陵や平野を控えた豊かな黒土帯に位置する。市の起源は9世紀で、キエフ大公国の時代から交易と農産物集散地として知られた。いまも亜麻(あま)の加工、食肉、農産缶詰、家具・楽器製作などの軽工業が盛ん。そのほか自動車部品、電気機器、金属加工、合成繊維などの工場がある。高等研究教育機関二つ、郷土博物館、作家コロレンコの住居記念館が所在。
[渡辺一夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ジトーミル
Zhitomir
ウクライナ北西部,ジトーミル州の州都。首都キエフの西約 130kmにあり,ドネプル川支流テテレフ川に沿う。ポレシエと呼ばれる沼沢地の森林地帯から乾燥した森林ステップ地帯へ移るあたりに位置し,南西に丘陵を控え,果樹園,植物園がある。9世紀にさかのぼるロシアの古都で,1240年には記録にも現れており,長い間商業,交易の中心地であった。木材加工,楽器,家具,食品 (製粉,食肉,缶詰) ,電気器具,繊維 (アマ織物,縫製) などの工業が行われる。また交通の要地で,鉄道,ハイウェーの分岐点。人口 29万 8000 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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