現代外国人名録2016 の解説
ジャン・ミシェル オトニエル
Jean-Michel Othoniel
- 職業・肩書
- 現代美術家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1964年
- 出生地
- サン・エティエンヌ
- 経歴
- 6歳の時に美術館で見た現代アートに憧れ、芸術家を志す。パリの美術学校に学び、フランス現代美術を代表するアネット・メサジェ、クリスチャン・ボルタンスキーに師事。初期は“苦しむ(souffrir)”の意味を重ねた“硫黄(soufre)”などを素材に、指や目玉など人体を意識した作品を発表。1993年よりガラスの作品に取り組む。’97年敬愛する美術家F.ゴンザレス・トレスの死を悼み、首飾り状の作品の端緒となる「傷のネックレス」を発表。2000年にはパリ中心部の地下鉄駅の地上出入口にアーチ形作品「夢遊病者のキオスク」が設置され、親しまれている。2011年3月より個展を国際巡回し、パリ・ポンピドゥーセンターでは3ケ月で約20万人を動員。2012年東京・北品川の原美術館で日本初の個展「マイ ウェイ」を開催。光州ビエンナーレ(2000年)、イスタンブール・ビエンナーレ(2007年)など国際展でも活躍する。他の代表作に「私のベッド」(2002年)、「ラカンの結び目」(2009年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報