目玉(読み)メダマ

デジタル大辞泉 「目玉」の意味・読み・例文・類語

め‐だま【目玉】

目の玉。眼球
1に似た形のもの。
(「お目玉」「大目玉」の形で)目上の人からしかられること。「お目玉を食う」
《客が目玉をむいて驚く意から》多くの売り物の中で特に注目される物。客を引き寄せるための特売品。また一般に、多くの中で中心となる物事。「特価の輸入酒が目玉の店」「減税目玉に立候補する」
主人親方など目上の人。
「また、―がやかましく言ふよ」〈洒・双床満久羅〉
[類語](1眼球目の玉/(4中心核心基軸心臓

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精選版 日本国語大辞典 「目玉」の意味・読み・例文・類語

め‐だま【目玉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目の玉。まなこ。眼球。
    1. [初出の実例]「壁にかきたる馬の目玉をほりくじりてけり」(出典:元祿版古今著聞集(1254)一一)
  3. 目玉のような形をしているもの。目玉焼きなど。
  4. ( 上に「お」を伴って用いることが多い ) 目上の人からにらみつけられること。しかられること。
    1. [初出の実例]「撫でまわし・清書に眼玉もらふ弟子」(出典:雑俳・手ひきぐさ(1824))
  5. 主人・親分・親方などのような目上の人。
    1. [初出の実例]「又目だまがやかましくいふよ」(出典:洒落本・まわし枕(1789))
  6. ( 掘出物だ、と客が目玉をむくというところから ) デパートなどの特売品のうち、買手をひきつけるために用意した超特価品。転じて、多くの中にあって特に人目を引く事柄、中心となる事柄をいう。
    1. [初出の実例]「スーパー側が顧客へむけて強くリコメンドする日々の商品を決定し、それを目玉(囮のこと)にして顧客を掴む戦術をとるようになった」(出典:流通革命(1962)〈林周二〉四)
    2. 「地中海の旅」(出典:新西洋事情(1975)〈深田祐介〉家族連れ)
  7. ゴルフで、ボールバンカーの砂の中に半分以上埋っている状態をいう。

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