ジャート族(読み)ジャートぞく(その他表記)Jāt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャート族」の意味・わかりやすい解説

ジャート族
ジャートぞく
Jāt

インド西部およびパキスタンに住む農民カースト。かつてはインド北西端に居住し,その後パンジャブデリー,西ウッタルプラデーシュ,ラージャスターンに移住していったと考えられている。西部に住むイスラム教徒のジャート族の社会は父系的で,ゴートラ Gotraと呼ばれる外婚制氏族に分割され,夫方居住婚に基づく血族が広範囲にわたって分散している。パキスタンのジャート族は主としてイスラム教徒,インドのジャート族はシク教徒とヒンドゥー教徒とがほぼ半々である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む