ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジュパーン」の意味・わかりやすい解説 ジュパーンžupan もともと南スラブ人の部族長の呼称。語源はスラブ説もあるが,アバール=ブルガール説が有力。中世においては,部族共同体の統率者の意から転じて,封建領主の意となり (ネマーニヤ朝の祖ステファン・ネマーニヤは大ジュパーンを名のった) ,さらに近代においては国家の地方行政単位の長をさすようになった。ハンガリー語のイシュパン,チェコ語,スロバキア語,ポーランド語のパン (城主,領主,転じて2人称敬語代名詞) も同根。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by