現代外国人名録2016 「ジュリアーノヴァンジ」の解説
ジュリアーノ ヴァンジ
Giuliano Vangi
- 職業・肩書
- 彫刻家
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1931年3月13日
- 出生地
- バルベリーノ・ディ・ムジェッロ
- 受賞
- 世界文化賞(彫刻部門,第14回,日本)〔2002年〕
- 経歴
- 1950年代末から3年間ブラジルで抽象彫刻を手掛ける。帰国後、極限状態におかれた人間像を作り始め、’70年代の実存主義的な表現を経て、’80年代に入ってからは飄逸味を加えた作品も制作。石、木、ブロンズ、合金など多彩な素材を扱い、人間存在の根源を問う作品で、イタリア具象彫刻界でも特異な作家として知られる。’95年フィレンツェで回顧展を開催。同時期、ベネチア・ビエンナーレ100周年記念展で大作を出品。これらを機に広場や教会など公共空間のための制作が相次ぐようになり、’97年パドヴァ大聖堂新装内陣のための彫刻群、’99年キリスト磔刑像、2001年ピサ大聖堂の祭壇彫刻、2012年アレッツォ大聖堂の内陣彫刻を完成させる。2002年静岡県・長泉町にヴァンジ彫刻庭園美術館がオープン。2009年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報