大作(読み)おおづくり

精選版 日本国語大辞典 「大作」の意味・読み・例文・類語

おお‐づくり おほ‥【大作】

〘名〙
① 多くの土地を耕作すること。
史記抄(1477)一六「千余頃(けい)を受て作らば、いかめい大作りぞ」
刺身などを厚目に大きくつくること。また、その刺身。
※歌舞伎・梅雨小袖昔八丈髪結新三)(1873)二幕「昨夜ちっと呑み過ぎたから、大作りで一杯やる気さ」
体型目鼻立ちが目立って大きいこと。大柄(おおがら)。⇔小作り
菊花の作り方の一種。一木(いちぼく)から数百輪を咲かせるもの。〔東京年中行事(1911)〕

たい‐さく【大作】

〘名〙 大規模作品。大きな制作。また、すぐれた立派な作品。
日本風景論(1894)〈志賀重昂〉六「雄大卓落たる技倆を揮灑し、絶代の大作曠世の傑品を新創せんとするか」 〔易経‐益卦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「大作」の意味・読み・例文・類語

たい‐さく【大作】

規模の大きい作品。また、すぐれた作品。傑作。「大作にとりくむ」「話題大作
[類語]名作傑作佳作佳編秀作労作力作良作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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