20世紀西洋人名事典 「ジュールマスネー」の解説
ジュール マスネー
Jules Massenet
1842.5.12 - 1912.8.13
フランスの作曲家。
元・パリ音楽院教授。
サンテティエンヌ近郊モントー生まれ。
ビゼー、グノーと並ぶフランスオペラの代表者の一人。パリ音楽院で学び、1863年ローマ大賞を受賞後、3年間ローマに留学。パリに戻った後は、オペラの作曲に力を注ぎ、「大おばさん」「ロールの王」などによって名声を得る。その後も抒情的で甘美的な観衆を魅了する多くのオペラを次々と手がける。その傍ら、1878年以後、母校のパリ音楽院の教授を務め、G.シャルパンティエ、R.アーンらの多くの優れた作曲家を育成する。作品はほかに「マノン」(1884年)、「ウェルテル」(1892年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報