現代外国人名録2016 「ジョンウェットン」の解説
ジョン ウェットン
John Wetton
- 職業・肩書
- ロック・ベース奏者
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1949年6月11日
- 出生地
- サリー州ダービー
- グループ名
- グループ名=エイジア〈Asia〉, 旧グループ名=キング・クリムゾン〈King Crimson〉
- 経歴
- アート・スクール中退後、R&Bバンドやジャズコンボを転々とし、1969年モーグル・スラッシュを結成してプロデビュー。次いでファミリーに参加したのを経て、’72年ロバート・フリップの招きでプログレッシブ・ロック・バンド、キング・クリムゾンに加入し、ベースとボーカルを担当。同バンドでの参加作である’73年の「太陽と戦慄」や’74年の「暗黒の世界」「レッド」はプログレッシブ・ロックの名盤として名高い。’74年同バンドが解散すると、ロキシー・ミュージックやユライア・ヒープなど多くのロックグループを渡り歩き、’78年アラン・ホールズワース、エディ・ジョブソンやクリムゾン時代の同僚であったビル・ブルーフォードとともにUKを結成し、「憂国の四士(UK)」など3枚のアルバムを残した。’80年に初のソロアルバム「コート・イン・ザ・クロスファイア」を発表。’81年元イエスのスティーブ・ハウ、元EL&Pのカール・パーマー、元バグルズのジェフ・ダウンズといった英国ロック界の大物とともにエイジアを結成し、’82年にリリースしたファーストアルバム「エイジア(詠時感)」は9週連続全米第1位に君臨するなど商業的に大成功を収め、最後のスーパーグループと呼ばれた。’85年同バンドの活動を休止。’90年エイジアの活動を再結成するが、’91年には脱退。以後はソロやセッション・ワークを中心に活動し、旺盛にコンサートやアルバムの制作を行った。2001年元聖飢魔Ⅱのゼノン石川とライデン湯沢によるプロジェクトであるRXのアルバム「エレメンツ」のレコーディングに加わり、同バンドのコンサートにも飛び入り参加。2005年ダウンズとアルバム「アイコン」を共作、これが機縁となって、2006年オリジナルメンバーでのエイジアを再結成し全英・全米及び来日公演を行った。2013年ハウが脱退し、新ギタリストとしてサム・クールソンが加入。アルバム「フェニックス」をリリース。他のソロアルバムに「ボイス・メール」「アークエンジェル」「ウェルカム・トゥ・ヘブン」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報