デジタル大辞泉
「憂国」の意味・読み・例文・類語
ゆう‐こく〔イウ‐〕【憂国】
国の現状や将来について心を痛めること。「憂国の士」「憂国の情」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ゆう‐こくイウ‥【憂国】
- 〘 名詞 〙 自分の国の現状や将来を心配すること。
- [初出の実例]「憂国(ユウコク)の学問をつとめたる真儒を」(出典:信長記(1622)一上)
- [その他の文献]〔漢書‐成帝紀〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「憂国」の読み・字形・画数・意味
【憂国】ゆう(いう)こく
国をうれえる。〔戦国策、斉四〕王曰く、寡人、國を憂へ民を愛す。固(もと)より士を得て、以て之れを治めんことを願ふと。~是(ここ)に於て、士五人を擧げて官に任ず。齊國大いに治まる。字通「憂」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の憂国の言及
【三島由紀夫】より
…52年におけるギリシア訪問を契機に,ギリシア的な健康への希求が生まれ,牧歌的な小説《潮騒》(1954)に結実しただけでなく,のちにボディビルで肉体を鍛える態度の伏線を形づくった。56年に《金閣寺》で芸術的な一つの到達点をきわめたのち,《鏡子の家》(1959)で〈戦後〉という時代のニヒリズムと行為をえがいたが,60年安保のあと二・二六事件に取材した《憂国》(1961)にいたって〈戦前〉的なものが作品に入りはじめる。この傾向はやがて《林房雄論》(1963)や《英霊の声》(1966)でいっそう鮮明になり,《[豊饒(ほうじよう)の海]》(1965‐70)にいたる。…
※「憂国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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