20世紀西洋人名事典 「ジョンマリン」の解説
ジョン マリン
John Marin
1870.12.23 - 1953.10.1
米国の画家。
ニュージャージー州ラザフォード生まれ。
建築家として活躍した後、ペンシルベニア美術学校でアンシュッツに絵を学び、1905年パリでセザンヌ等の感化を受ける。’09年スティーグリッツの画廊「291」で初個展。スティーグリッツ・グループの中心的存在となる。’14年からメーン州の海、山の美しさに惹かれ、四隅を白いままで残した画面に都市、海、山などを律動感溢れる運筆によってキュビスムを加味した抽象的表現で描く。アメリカ最大の水彩画家で、代表作に「ローワー・マンハッタン」(’22年)、「メイン・アイランズ」(’22年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報