デジタル大辞泉
「感化」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
かん‐か ‥クヮ【感化】
〘名〙 ものの考え方や生き方などを、強制したりすることなく、自然に相手に共感させて影響を与えること。
※
仮名草子・
智恵鑑(1660)九「
孝行の
次第を、毎日毎夜直
(ぢき)に見ならはせ侍らば、いつとなく、おのづから感化
(カンクハ)する心も出来なん」 〔
後漢書‐陳禅〕
[語誌](1)他に対してある
作用を及ぼす、という意味では「影響」と近いが、「感化」は「影響」よりも狭く、人間に対して、道徳的・倫理的その他の精神的な作用を与えることで、良い結果を及ぼすという意味合いが強い。
(2)中国清代の英華辞典に influence などの
訳語として用いられてから、これが
幕末・
明治の
洋学者の
翻訳に受容されはじめ、明治以降さかんに用いられるようになった語。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「感化」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報