20世紀西洋人名事典 「ジョン・P.エッカート」の解説
ジョン・P. エッカート
John Presper Eckert
1919.4.9 -
米国の電気工学者。
ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。
デジタル・コンピュータの設計と製作における先駆的業績で知られている。’41年にペンシルベニア大学を卒業後、アメリカ陸軍砲弾研究所の要請で、J.W.モークリーとともに最初の現代的なコンピュータ「電子式数値積分計算機」(ENIAC)を製作した。’46年にはENIACより小型で計算の速いBINACを開発。’47年にはエッカート・モークリー会社を創立し、「万能自動計算機」(UNIVAC)を開発する。’50年にレミントン・ランド社に合併されたエッカートの会社は、’55年にスペリー・ランド社の支配下におかれ、エッカートはUNIVAC部門の副社長となる。’66年にはジョン・スコット賞を受賞する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報