日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョージ・ワシントン橋」の意味・わかりやすい解説 ジョージ・ワシントン橋じょーじわしんとんきょうGeorge Washington Bridge アメリカ合衆国、ニューヨーク市のハドソン川に架けられた3径間吊橋(つりばし)。中央支間は1067メートルあり、これは世界で初めて支間1000メートルを超えたものとして知られる。1932年の完成で、アンマン、モイセイフの両技師によってこの大事業が遂行された。通路は2層からなり、当初は上部の車道のみで開通したが、62年に下部の電車軌道が取り付けられた。車道だけの期間は補剛構造を設けなかったり、タワーを鉄骨で組み上げていることなど、新しい趣向が盛り込まれている。[堀井健一郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例