ジョージ・ワシントン橋(読み)じょーじわしんとんきょう(英語表記)George Washington Bridge

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョージ・ワシントン橋」の意味・わかりやすい解説

ジョージ・ワシントン橋
じょーじわしんとんきょう
George Washington Bridge

アメリカ合衆国、ニューヨーク市のハドソン川に架けられた3径間吊橋(つりばし)。中央支間は1067メートルあり、これは世界で初めて支間1000メートルを超えたものとして知られる。1932年の完成で、アンマン、モイセイフの両技師によってこの大事業が遂行された。通路は2層からなり、当初上部車道のみで開通したが、62年に下部の電車軌道が取り付けられた。車道だけの期間は補剛構造を設けなかったり、タワー鉄骨で組み上げていることなど、新しい趣向が盛り込まれている。

[堀井健一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android