デジタル大辞泉
「ハドソン川」の意味・読み・例文・類語
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ハドソン川
ハドソンがわ
Hudson River
アメリカ合衆国,ニューヨーク州を流れる川。全長 492km。流域面積3万 5000km2。同州北部にある氷河湖に源を発し,ほぼ南流してニューヨーク湾に注ぐ。河口から約 240kmまでは沈水谷で,その延長の海底谷は河口から 320kmに達している。 1609年イギリス人探検家 H.ハドソンが初めて遡航して命名された。古くからアパラチア山系の横断路として利用され,結氷する冬期でも大型船舶の就航が可能。 19世紀以降,エリー,デラウェア=ハドソン,シャンプレーンの3運河が完成して,五大湖,セントローレンス下流部とニューヨークとが結ばれ,世界で最も交通量の多い河川の一つとなった。下流部では多数の自動車,鉄道のトンネルが河底を横断し,ニューヨークと北部ニュージャージーとを結んでいる。工場廃棄物による河水の汚染もひどく,州政府により,浄化策が進められている。
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ハドソン[川]
Hudson River
アメリカ合衆国北東部,ニューヨーク州東部の川。長さ約500km。アディロンダック山地に発し,南流して大西洋のニューヨーク湾に注ぐ。1609年イギリス人H.ハドソンが探検して以来,大西洋から内陸部に向かう重要な交通路となった。1825年中流部オルバニーから西へエリー運河が完成し五大湖地方と結ばれ,重要性を増した。河口部にある港湾都市ニューヨークは,海上輸送と河川輸送の結節点として発展した。
執筆者:正井 泰夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
ハドソン川(ハドソンがわ)
Hudson
ニューヨーク州を流れる川。探検者ハドソンの名にちなんで名づけられた。1825年のイーリー運河開通により,ハドソン川はニューヨークと五大湖地方を結ぶ重要交通路となり,ニューヨーク市の発展に寄与した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報