20世紀西洋人名事典 「ジョージ・D.トムソン」の解説
ジョージ・D. トムソン
George Derwent Thomson
1903.8.19 -
英国の古典学者,古代史家。
バーミンガム大学ギリシア文学教授。
1937年バーミンガム大学ギリシア文学教授に就任し、’47年イギリス共産党中央委員となる。’41年史的唯物論を古代ギリシア史に適用した「アイスキロスとアテネ」を公刊し、一躍古代史家として注目を浴びる。さらに’49年大著「ギリシア古代社会研究」を発表する。又、イギリスやアイルランドの詩にも造詣が深く、詩の起源とその発展を論じたマルクス主義詩論「詩とマルキシズム」(’46年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報