普及版 字通 「スイ・むち・むちうつ」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] むち・むちうつ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は垂(すい)。〔説文〕五上に「馬をつ以(ゆゑん)なり」(段注本)と馬鞭の意とするが、竹鞭でしもとにも用いる。笞刑のことをまた刑ともいう。
[訓義]
1. むち、竹のむち、竹のふしあるところ。
2. むちうつ。
3. 笞刑。
4. 捶と通用し、むち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ブチ
[語系]
・捶tjiuaiは同声。捶はの動詞的な語で杖撃をいう。toai、揣tshiuai、椎diuiは声近く、・椎は撃つ、揣は捶(う)つと訓する字。みな一系の語である。
[熟語]
策▶・殺▶・杖▶・楚▶・撻▶・笞▶・梃▶・罵▶・轡▶・朴▶・掠▶・令▶
[下接語]
加・銜・尺・杖・竹・馬・轡・鞭・榜
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報