すすどけなし

精選版 日本国語大辞典 「すすどけなし」の意味・読み・例文・類語

すすどけ‐な・し

〘形ク〙
① (「なし」は接尾語) きわめてするどい。よく気がついて、抜け目がない。
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)中「すすどけなふて、知恵満々。閻魔の庁でも言ひ抜ける」
② (「なし」は否定の意を表わす形容詞) するどくない。おっとりしている。
評判記・野郎立役舞台大鏡(1687)岡田左馬之介「面体(めんてい)きめごまかにしてすすどけなくぼっとりとしたるむまれ付なるゆへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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