すっぽ抜け(読み)スッポヌケ

精選版 日本国語大辞典 「すっぽ抜け」の意味・読み・例文・類語

すっぽ‐ぬけ【すっぽ抜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すっぽりと抜けること。また、はまっていた物やあてにしていたことなどが、まったくはずれてしまうこと。
    1. [初出の実例]「ふじの山・あふみのうみのすっぽぬけ」(出典:雑俳・雪の笠(1704))
    2. 「敬太郎は一人で斯う考へて、何処へでも進んで行かうと思ったが、又一方では、もうすっぽ抜(ヌ)けの後の祭の様な気がして」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石停留所)
  3. すっかり忘れること。
  4. そこにいるはずの者がこっそりと抜け出すこと。
    1. [初出の実例]「角(スッポヌケ)に為遇」(出典:譬喩尽(1786)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む