ストック分析(読み)すとっくぶんせき(その他表記)stock analysis

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ストック分析」の意味・わかりやすい解説

ストック分析
すとっくぶんせき
stock analysis

経済分析の手法の一つ。ストックとは経済数量のある一定時点における存在量で、国富、資本設備、金融資産保有額、貨幣量、人口などである。こうした国民経済におけるいわば貸借対照表の内容の、たとえば構成・バランス・増減などの原因・影響・効果などを分析するのがストック分析である。これに対して、ある一定期間における生産量・流通量などのフローに関しての分析がフロー分析であり、従来マクロ経済学は主としてこれであったが、徐々にストック分析が興隆しつつある。たとえば企業保有資産に関する資産選択理論、為替(かわせ)相場を各国の保有金融資産バランスによって説明しようとする貨幣主義理論、投資誘因を金融資産情勢に求めようとするq理論等々であり、フロー分析と補完しあっている。

[一杉哲也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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