ストラールスン条約(読み)ストラールスンじょうやく

改訂新版 世界大百科事典 「ストラールスン条約」の意味・わかりやすい解説

ストラールスン条約 (ストラールスンじょうやく)

1370年5月24日,ストラールスンStralsund(現,ドイツ領シュトラールズント)でデンマークハンザ37都市間に締結された条約。国家再統一とバルト海進出をめざしたバルデマー4世(在位1340-75)の不在中に締結され,デンマークはスコーネ市場ハンザ同盟に開放し,その保障として15年間スコーネ西岸の諸城がハンザの支配下に置かれ,さらにデンマーク王位継承者選考に際してハンザの同意を求めるべきことが義務づけられた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 村井

関連語をあわせて調べる

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む