ストラールスン条約(読み)ストラールスンじょうやく

改訂新版 世界大百科事典 「ストラールスン条約」の意味・わかりやすい解説

ストラールスン条約 (ストラールスンじょうやく)

1370年5月24日,ストラールスンStralsund(現,ドイツ領シュトラールズント)でデンマークハンザ37都市間に締結された条約。国家再統一とバルト海進出をめざしたバルデマー4世(在位1340-75)の不在中に締結され,デンマークはスコーネ市場ハンザ同盟に開放し,その保障として15年間スコーネ西岸の諸城がハンザの支配下に置かれ,さらにデンマーク王位継承者選考に際してハンザの同意を求めるべきことが義務づけられた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android