ストレート・フォトグラフィ(その他表記)straight photography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ストレート・フォトグラフィ
straight photography

20世紀初頭の近代写真の基礎的な表現理念。カメラの機械的特質や写真化学に基づく暗室技術を有効に利用し,絵画美学の規範から自立した写真表現を目的とするもので,これによって機械的リアリズムとしての写真表現の方向が定まった。ストレート・フォトグラフィを自覚的に方法論として実践したのはアメリカ近代写真の父といわれる A.スティーグリッツで,その影響下から E.ウェストンをはじめとするリアリズム派が生れた。また写真史上この系譜につながる写真家として,南北戦争の記録写真家 M.ブレーディ,フランスの肖像写真家ナダール,パリを克明に記録した E.アッジェらがあげられる。

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