最新 地学事典 「ストークスの定理」の解説
ストークスのていり
ストークスの定理
Stokes’ theorem
ある物体が一定の角速度で一定軸のまわりに回転しているとき,その物体を包む等ポテンシャル面の形がわかれば,この等ポテンシャル面の外側のポテンシャル関数は一義的に定まる。これをStokesの定理という。その物体の万有引力のポテンシャル関数を定める問題をStokesの問題(problem of Stokes)という。測地学ではStokesの定理の逆の問題,つまり重力ポテンシャルがわかっているときにその形を定めるという問題を解かなくてはならない。この問題は,物質を包む等ポテンシャル面上の垂直勾配がわかっているときに解ける。ジオイド上の重力異常をΔ
ただし,dσは微小面積,関数f(ψ)はStokesの関数(Stokes’function)といわれる関数。積分は全地球上にわたり行う。上のNを求める公式をStokesの公式(Stokes’ formula)という。Stokes関数は,Nを計算しようとしている点と重力異常の存在している点との間の角距離をψとすれば,次式で与えられる。

執筆者:藤井 陽一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報



が成立する。これをストークスの定理という。また,閉曲面Sで囲まれた領域Vがあるとき,体積要素をdVと書くことにすると,
が成立する。…