スピン転移(読み)スピンてんい

最新 地学事典 「スピン転移」の解説

スピンてんい
スピン転移

spin transition

遷移金属元素を中心元素として配位多面体を形成する結晶場において,中心元素の最外殻電子配置がある種の状態をとるとき,不対電子の数が最大となるような高スピン(HS)の状態か最小となるような低スピン(LS)の状態の2種類の配置を取りうる。温度や圧力などの条件変化によって,このスピン状態が変化することをスピン転移,もしくはスピンクロスオーバー転移と呼ぶ。地球科学では,下部マントル条件におけるマントル鉱物の高温高圧実験から,Feを含む物質において,FeがHS状態からLS状態へ転移する構造相転移が知られている。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 栗林

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む