ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スペサルチン」の意味・わかりやすい解説 スペサルチンspessartine 柘榴石固溶体の端成分。マンガン柘榴石,マン礬柘榴石とも呼ばれ,純粋なものの化学式は Mn3Al2Si3O12 で表わせる。比重 4.190,硬度7。黒,暗赤ないし赤褐,黄橙色を示す。スペサルチン自身の産出は比較的まれで,鉄礬柘榴石やパイロープと固溶体をなす柘榴石として産出することが多い。産地の一つであるドイツ,バイエルン地方スペサルト Spessartにちなんで命名された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by