スペルマタ(その他表記)spermata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スペルマタ」の意味・わかりやすい解説

スペルマタ
spermata

種子を意味するギリシア語 spermaの複数形。特にアナクサゴラスにおいては諸個物 (石,金,骨など) を構成する無限に多様な質料としての「万物の種子」をいう。彼によればこれら万物の種子は無限に小さく単純で混沌とした状態にあったが,非物質的なアルケとしてのヌースがこれに運動を与え,この運動によって秩序が生じ諸個物が形成される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスペルマタの言及

【アナクサゴラス】より

…アテナイの指導者ペリクレスの師友としても有名。彼は宇宙形成以前においては〈万物の種子(スペルマタspermata)〉と呼ばれる無限に多数の極微の物質が渾然一体となっていたと考えた。それらの種子はまた形,色,味,香などの点で多種多様であるが,この巨大な種子の集団に〈理性(ヌースnūs)〉が最初の一撃を与えることによって旋回運動が始まり,その運動は分裂を招き,分裂はまたあらたにさまざまの結合をもたらした。…

※「スペルマタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

〘 名詞 〙 ( 牽牛と織女の別れを悲しむ涙雨の意 ) 陰暦七月七日に降る雨。せいるいう。《 季語・秋 》[初出の実例]「歳時雑記曰、〈略〉七日雨、則曰二洒涙雨一」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)七...

洒涙雨の用語解説を読む