ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スモレンスク州」の意味・わかりやすい解説 スモレンスク〔州〕スモレンスクSmolensk ロシア西部の州。州都スモレンスク。モスクワの西方に,西はベラルーシに接して位置し,州のほぼ全域にわたってスモレンスク丘陵が広がる。大部分はドネプル川上流域に属するが,東部はボルガ川流域,北西部は西ドビナ川流域に属し,各水系間の連絡が容易であるため古くから交通の要地として繁栄した。混合樹林地帯に入るが,森林の多くは伐採されて耕地化しているため,森林面積は 20%に満たない。泥炭地や湿地帯が多い。工業はスモレンスク,ビャジマ,ロスラブリなどの都市に集中し,主要部門は繊維 (アマ,綿) ,木材加工,食品 (特にチーズ,バター) ,機械など。採炭も行われる。農業部門ではアマを中心にオオムギ,カラスムギ,コムギ,ジャガイモなどを栽培し,酪農も盛ん。州内をモスクワとポーランドを結ぶ鉄道が通る。面積4万 9800km2。人口 116万 5800 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by