すやり霞(読み)スヤリガスミ

デジタル大辞泉 「すやり霞」の意味・読み・例文・類語

すやり‐がすみ【すやり×霞】

大和絵、特に絵巻物で、横に長く棚引く霞。鎌倉時代以降、遠近感を与え、また場面を転換するために用いた。槍霞やりがすみ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すやり霞」の意味・読み・例文・類語

すやり‐がすみ【すやり霞】

〘名〙 鎌倉以降、大和絵、特に絵巻物の中で、画面を区切って遠近を示し、また、場面の転換を示すために用いられるたなびいた霞。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android