画面(読み)がめん

精選版 日本国語大辞典 「画面」の意味・読み・例文・類語

が‐めん グヮ‥【画面】

〘名〙
絵画の描かれている全体の面。絵のおもて。また、単に絵をいう。
歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)二番目「団十郎のこの画面(グヮメン)、桝花女様には彼れ等が見る前で、引き裂いておしまひ」
② 絵に描かれている姿。絵の通りの姿。
※歌舞伎・松栄千代田神徳徳川家康)(1878)三幕「松の蔭より画面(グヮメン)天人羽衣を腰に付け、現はれ」
映画テレビなどで、映写幕ブラウン管に写し出された映像
※漫談集(1929)見習諸勇列伝の巻〈徳川夢声〉「画面(グヮメン)格闘は派手であるが、あれは御芝居に過ぎない」
④ 正投影法における立画面、平画面、側画面の総称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「画面」の意味・読み・例文・類語

が‐めん〔グワ‐〕【画面】

描かれている絵の表面
映画やテレビなどの映像。「画面が乱れる」
フィルム印画紙に焼きつけられた映像。
[類語]映像画像実像虚像残像

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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