山川 世界史小辞典 改訂新版 「スラヴ派」の解説
スラヴ派(スラヴは)
Slavofily
スラヴ主義者。ナポレオン戦争後のナショナリズムの風潮と,ドイツ哲学,特にシェリング哲学の影響下に,歴史,哲学などの分野において,ヨーロッパ文明の欠陥とギリシア正教にもとづくロシアの長所を主張する一群の思想家が現れた。ホミャコーフ,キレエフスキー兄弟,アクサコフ,サマーリンらであるが,彼らは1840年代以降,西欧派と激しい論争を展開した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報