20世紀西洋人名事典 「セイフェッディンオメル」の解説
セイフェッディン オメル
Seyfeddin Ōmer
1884 - 1920
トルコの作家。
トルコ・オスマン朝末期の作家。中尉で退官後、ギリシャで発刊された雑誌「若いペン」の記者となる。バルカン戦争中は軍籍に復帰、ギリシャで抑留生活を経験する。1914年以後は、イスタンブールで高校教師の傍ら文学活動を続けた。民話から取材した作品で民衆口語を多く用い、トルコの原文一致体の確立に大きく寄与した。代表作に「波涛」「爆弾」など。そのほか多数の作品を残し、死後全集(10巻)が出版された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報