セクウェンツィア(その他表記)sequentia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セクウェンツィア」の意味・わかりやすい解説

セクウェンツィア
sequentia

「続唱」と訳される。特定ミサ書簡朗読のあと,アレルヤ唱 (またはトラクトゥス) の前に歌われる。 10世紀頃アレルヤ唱のメリスマ旋律歌詞をあてはめることから起り,多くの曲が自由につくられたが,トリエント公会議 (1545~63) で以下の4曲以外のミサにおける使用が禁止された。「ウィクティメ・パスカーリ」「ウェニ・サンクテ・スピリツス」「ラウダ・シオン」「ディエス・イレー」。のち 1727年に「スタバト・マーテル・ドロローサ」が加えられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む