セラル岩(読み)セラルがん(その他表記)theralite

岩石学辞典 「セラル岩」の解説

セラル岩

10%以上のネフェリンを含むテッシェン岩.顕晶質中粒の暗色鉱物に富む岩石で,ラブラドライト,ネフェリン,紫色オージャイトを主とする岩石で,しばしばNa-角閃石,黒雲母または両方を含む.アナルサイトが含まれ,普通は橄欖(かんらん)石が含まれる.正長石が稀に含まれることがある.この岩石名はローゼンブッシュが優黒質なネフェリン閃長岩またはネフェリン・ションキン岩につけた名前である[Rosenbusch : 1887].オッサンはアルカリ斑糲(はんれい)岩で斜長石とネフェリンを含む岩石に用いている[Rosenbusch & Ossann : 1923].ツィルケルによればセラル岩の正確な綴りはtheroliteである[Zirkel : 1894].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む