セルギオス(読み)せるぎおす(その他表記)Sergios

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セルギオス」の意味・わかりやすい解説

セルギオス
せるぎおす
Sergios
(?―638)

コンスタンティノープルの総主教。シリア出身で、東ローマ皇帝ヘラクレイオス信任厚く、皇帝の留守中首都の政治を任された。エジプト、シリアのキリスト単性論とカルケドン会議で決まった二性論の正統派とを和解させようとして、キリストは神人両性を有するが意志は一つであるという単意論(モノフェリト)を説いた。教皇ホノリウス1世Honorius Ⅰ(在位625~638)の賛同を得てヘラクレイオス帝の「エクテシス」(キリストの単意論を表した文書)を起草したが、641年、彼の説は、総主教ヨハネス4世Johannes Ⅳ(在位640~642)により異端とされ、コンスタンティノープルの第3回公会議(680~681)で禁止された。

[田口貞夫 2018年2月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む