セレ(その他表記)Sérrai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレ」の意味・わかりやすい解説

セレ
Sérrai

セレス Sérresともいう。ギリシア北部,マケドニア地方中部の都市。セサロニキ北東約 70km,ストリモン (ストリモナス) 川左岸の肥沃な河谷にある。古代シリスとして知られ,ビザンチン皇帝によって東西交通路を守るための要塞が築かれた。 14世紀後半以降トルコ領。 1913年ブルガリアに占領されたが,のちギリシア領。第1次世界大戦後,トルコに住んでいたギリシア人が多数流入し,人口が急増。現在,周辺の農業地帯の商業中心地で,米,穀類,たばこ,綿花皮革などの取引が盛ん。セサロニキと鉄道,道路で連絡。人口4万 6317 (1981) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 ゲレス

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android