普及版 字通 「セン・ソン・まう」の読み・字形・画数・意味
18画
[字訓] まう
[説文解字]
[字形] 会意
二頁(けつ)に従う。頁は神事に従う人の礼装した姿。神殿の舞台で並び舞う人の姿は(巽)(そん)、並び立って祭る姿は。それで・は声義の近い字である。〔説文〕九上に「するなり」、また字条五上に「(そな)はるなり」、字条八上に「はるなり」とするが、これらはみな二人並んで神事に従い、あるいは舞楽する意。神に供薦することを、その供薦するところを饌という。
[訓義]
1. まう、そろいまう。
2. そなえる、神にそなえる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ツブサナリ
[語系]
〔説文〕九上に、字の従う二卩(せつ)の形に「、此れに從ふ。闕」とし、部五上のに従う字を〔易〕のの字として、その両字を区別するが、・dzhiuanは同声、立つものは、坐する形は(せん)である。は・(選)の字と声義が通ずる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報