キューバ,メキシコ,ベネズエラなどラテン・アメリカのいくつかの地域で,それぞれに固有の民俗舞踊およびその音楽の呼称。なかでも重要なのがキューバのソンで,1910年ころから島の東部に発生し,第1次世界大戦ころ全土に広まって同国の大衆音楽の基本となる演奏形態を確立した。その後のマンボなどはすべてソンから派生したものであり,ニューヨークのサルサもソンの伝統を重視している。リズムは2/4拍子。使用楽器にはギター類,マラカス,ボンゴなどの打楽器類のほか,トランペットなどを含み,六~七重奏に歌を加えた演奏形態が典型的である。メキシコでは地方ごとに独自のソンがあり,州名や地方名をつけて〈ソン・ハローチョ〉(ベラクルス州のソン),〈ソン・ハリシエンセ〉(ハリスコ州のソン)のように呼ぶ。いずれも6/8拍子でスペインの舞曲がもとになったと考えられる。
執筆者:中村 とうよう
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