普及版 字通 「セン・つつしむ・よわい」の読み・字形・画数・意味
9画
[字訓] つつしむ・よわい
[説文解字]
[その他]
[字形] 会意
三子に従う。〔説文〕十四下に「むなり。三子に從ふ」という。字は多く孱弱の意に用いる。〔史記、張耳伝〕「王」の〔昭注〕に「仁の貌なり」、〔孟康注〕に「冀(き)州の人、懦(だじやく)なるを謂ひてと爲す」、また〔服虔注〕に「小の貌なり」とみえる。のち多く孱の字を用いる。
[訓義]
1. つつしむ。
2. よわい、みなしご。
3. あつまる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒトリ 〔立〕 ヒトリ・ミナシゴ・アハレフ・カナラフ
[部首]
〔説文〕〔玉〕に孱など二字を属する。孱は〔説文〕十四下に「(せま)きなり。一に曰く、呻吟なり」とし、〔玉〕に「(だじやく)なり」とあり、孱弱を本義とする字である。
[声系]
〔説文〕に声として・孱の二字を収める。八上は「ふるなり」、孱は「きなり」と訓する。は迫。小さく弱いものが一所に集まり、迫をおそれるさまをいう字であろう。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報