呻吟(読み)シンギン

デジタル大辞泉 「呻吟」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぎん【×呻吟】

[名](スル)苦しんでうめくこと。「病床呻吟する」「小説の書き出しに呻吟する」
[類語]うめく唸る阿鼻叫喚

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精選版 日本国語大辞典 「呻吟」の意味・読み・例文・類語

しん‐ぎん【呻吟】

  1. 〘 名詞 〙 苦しみや悲しみなどのために、うめくこと。また、うめくほどに苦しむこと。詩歌などを作るのに苦心しているさまにもいう。
    1. [初出の実例]「故人不見滄海遙。凝眸呻吟天地窄」(出典:閻浮集(1366頃)瑞光安楽歌)
    2. 「足下自ら掘れる墓中に呻吟(〈注〉ウメキ)し、その石を転倒するの力なかるべし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐北征詩〕

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普及版 字通 「呻吟」の読み・字形・画数・意味

【呻吟】しんぎん

苦しみうめく。また、声をあげてとなえる。〔荘子、列禦冦〕の人(くわん)、裘氏の地に呻吟すること(た)だ三年にして、、儒と爲る。

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