ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 セント・オーガスティン修道院セント・オーガスティンしゅうどういんSt.Augustine's Abbey イギリス南東端,ケント県カンタベリーにある修道院。 597年,教皇グレゴリウス1世の命によりケント王国にキリスト教布教のためカンタベリーを訪れたベネディクト会修道士アウグスチヌスによって,聖ペテロと聖パウロに捧げるために創建された。その後バイキングの侵入により破壊されたが,10世紀にカンタベリー大司教ダンスタンによって,アウグスチヌスに奉献する修道院として再建された。 1538年,ヘンリー8世の修道院解散命令により閉鎖され,現在ではその跡がセント・オーガスティン・カレッジ構内に残っている。 1988年カンタベリー大聖堂,セント・マーティン聖堂とともに,世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by