センペルビブム(その他表記)Sempervivum; houseleek; livefoever

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「センペルビブム」の意味・わかりやすい解説

センペルビブム
Sempervivum; houseleek; livefoever

ベンケイソウ科センペルビブム属の総称。ヨーロッパ中・南部,カフカス地方,トルコ,北アフリカなどの高山の岩盤上に自生する多年草。原種は約 20種とも 40種ともいわれるが,地理的な変異が多く,自然交雑種もあるため分類はむずかしい。多肉質の葉がロゼットを形成し,その中心から花茎を伸ばして総状または集散花序を形成する。日本ではロゼット葉が白い綿毛でおおわれるクモノスバンダイソウ (別名マキギヌ) S.arachnoideumが最もよく栽培される。直径 2cm前後の桃赤色の花がつく。よく日に当てて育てる。耐寒性が強く,乾燥状態を好み,高温多湿にすると枯死するので注意を要する。花の咲いたあとの株は枯れるので,取除く。

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