そうは問屋が卸さない(読み)そうはとんやがおろさない

ことわざを知る辞典 「そうは問屋が卸さない」の解説

そうは問屋が卸さない

自分勝手に都合よいことを言っているが、そんなに思いどおりにうまくいきはしない。また、そう簡単に思いどおりにはさせない。

[使用例] さぞ儲けたいだろうが、そうはといで卸さない、こちとらだけで儲ける仕事なんだから、諦めて早く帰れと言うんである[夏目漱石坑夫|1908]

[解説] そうはいかない(いかせるものか)という気持ちをそのまま口にせず、軽口混じりにひねりを利かせた表現。「そうは虎の皮のふんどし」「そうは烏賊金玉」の類で、相手注文に乗らないというところから、問屋を引き合いに出したもの。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む