ソシエテ諸島民(読み)ソシエテしょとうみん(その他表記)Society Islanders

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソシエテ諸島民」の意味・わかりやすい解説

ソシエテ諸島民
ソシエテしょとうみん
Society Islanders

南太平洋,タヒチ島を主島とするソシエテ諸島住民。西ポリネシアから移住したポリネシア人は,のちにここでいくつかのマラエ (祭祀場) を中心とするきびしい階層制度をもつ社会を営んだ。大首長 (アリイ・ヌイ) 階層は超自然的拘束力と神職によって権力を保っていたといわれる。ヨーロッパ人との接触当時は十数の地方に分れて互いに相争っていたが,1800年頃には西欧文化との接触を通じて,ソシエテ諸島全体を含む強力なポマレ王朝が誕生した。現在ではフランス人との混血も進み,文化的にもフランスの影響を強く受け,フランス共和国の統治下にある。

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