そそり上ぐ(読み)そそりあぐ

精選版 日本国語大辞典 「そそり上ぐ」の意味・読み・例文・類語

そそり‐あ・ぐ【そそり上】

  1. 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. ゆすり上げる。ゆすって高くあげる。
    1. [初出の実例]「〈本〉揺(ゆす)り上げよ曾々利安介(ソソリアケ)」(出典神楽歌(9C後)早歌)
  3. おだてあげる。あおりたてる。そそりたてる。
    1. [初出の実例]「太上皇と云てそそりあけらるるぞ」(出典:四河入海(17C前)一)
  4. にぎやかに浮かれ騒ぐ。
    1. [初出の実例]「自慢の花の禿を四五人のせて、太鼓共にそそりあげさせ」(出典:浮世草子・風流連理𢢫(1735)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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