自慢(読み)じまん

精選版 日本国語大辞典 「自慢」の意味・読み・例文・類語

じ‐まん【自慢】

〘名〙
① (━する) おごりたかぶること。また、自分のこと、自分の持ち物、自分が所属するものなどの良さを他に対して得意げに示すこと。
吾妻鏡‐文治三年(1187)一〇月四日「重忠存清潔、太越傍人之由、自慢意之処」
甲陽軍鑑(17C初)品三七「海道一番と自慢(ジマン)する家康と相手がけの合戦
おはこ。転じて癖のこと。
※浪花聞書(1819頃)「じまん 江戸で云くせ也おはこ也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「自慢」の意味・読み・例文・類語

じ‐まん【自慢】

[名](スル)自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。「自慢ののど」「成績を自慢する」
[派生]じまんげ[形動]
[類語]誇るうぬぼれるおのぼれる思い上がる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る驕る威張る威張り散らす付け上がる高ぶる反り返る振り回す鼻にかける増長慢心自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう矜持倨傲きょごう自負自負心自賛自嘆自任自得天狗うぬぼれプライド高慢自尊自尊心気位きぐらい得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「自慢」の読み・字形・画数・意味

【自慢】じまん

自ら誇る。

字通「自」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android