普及版 字通 の解説
12画
(異体字)
13画
[字訓] めし・ゆうげ・もてなし
[説文解字]
[字形] 会意
夕+(食)。夕は(肉)の省文。〔説文〕五下に「餔(ほ)なり。夕に從ふ」と晩の意とする。粲・(さん)と通用することがある。朝を(よう)というのに対して、夕食をいう。古くは二食。が正食で、にはその残余を用いた。〔詩、風、緇衣〕に「(すみ)やかに予(われ)子(し)に粲を授けん」の〔伝〕にとし、〔釈文〕にの字をあげている。字はまたに作り、歹(かつ)は残骨の象で、と形義が近い。
[訓義]
1. めし、ばんめし、ゆうげ。
2. にたもの、熟食。
3. しるかけ、茶漬け。
4. もてなし、食をすすめる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 なり クラフ・ナム・クフ・ハム・モノクフ
[語系]
()・・粲tsanは同声。粲は稲米の量をいう字であるが、・の義に通用する。
[熟語]
菊▶・牽▶・粥▶・銭▶・▶
[下接語]
一・・魚・三・盛・素・・晩・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報