朝日日本歴史人物事典 「ソーパー」の解説
ソーパー
生年:1845.2.15
明治期に来日した米国メソジスト監督教会宣教師。メリーランド州出身。明治6(1873)年妻のメアリーと来日,明治44年帰国。在日38年,同派日本伝道の草分けとなる。最初の授洗者は津田仙,初子夫妻。現在の九段教会,銀座教会の基盤を築き,北関東から東北地方まで伝道圏を拡張した。在日メソジスト三派合同(日本メソジスト教会)に力を尽くし,青山学院神学部教授,学部長ほか,東京,函館連回区長老司など要職を歴任。禁酒運動など社会矯正事業にも努めた。妻の病気で退職。その人柄は正直にして柔和で「水晶の玉」の如しと評された。<参考文献>関根要八『恩師ソーパル博士』
(大江満)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報