ぞよぞよ(読み)ゾヨゾヨ

デジタル大辞泉 「ぞよぞよ」の意味・読み・例文・類語

ぞよ‐ぞよ

[副]小さい虫などが多く集まっているさま。ぞろぞろ。
塗渡とわたる蟻、散る蜘蛛の子とうようよ―沸き出でて来るのは」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぞよぞよ」の意味・読み・例文・類語

ぞよ‐ぞよ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 小さな虫などが多く群がり集まっているさま、また、集まってくるさまを表わす語。うようよ。ぞろぞろ。また、蚤や虱などが肌をはう不快な感触などを表わす語。
    1. [初出の実例]「ぞよぞよと・一枚紙にいこと」(出典:雑俳・百鵆(1730))
  3. 「そよそよ」よりもいくらか大きく、さわがしい音を表わす語。
    1. [初出の実例]「ぞよぞよと・薄(すすき)の浪を游(およ)ぐ鹿」(出典:雑俳・百鵆(1730))

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